40代、50代の女性は「田村セツコさん」をご存じの人もいらっしゃると思います。
田村セツコさんは、イラストレーターであり、多数の著者を発刊されているエッセイストです。
20代の頃に会社を退社して、イラストレーターとしての道を進み、エッセイストとしても活躍されて、もう80才になられたそうです。
1960年代の「りぼん」「なかよし」「マーガレット」などの少女コミックの表紙のイラストなどを描いておられて、1970年代には、便箋や小物などの「セツコ・グッズ」で一世を風靡して、それ以降もイラストレーターやエッセイストなど多方面で活躍されています。
今回ご紹介する本は、田村セツコさんの「孤独ぎらいのひとり好き」です。
「孤独ぎらいのひとり好きなあなたへ」田村セツコさんからの心を込めたメッセージがこもったエッセイです。
田村セツコさんも「人間関係の難しさからつくづく孤独は嫌だな」と思ったり「ひとりでいることが大好き」と思ったり、「孤独はつくづく不思議だな。」と感じながら長い間絵を描いてきたそうです。
長い間ひとりで絵をかいて暮らしてきた田村セツコさんは、ある意味「孤独に寄り添いながら生きてきた人」だと思います。
本書は、「孤独についての悩み」や「孤独を乗り越える方法」そして、「ひとりが大好きになって楽しむ方法」が紹介されています。
田村セツコさんが考える「孤独と仲良く寄り添う方法」は、「さみしさ」や「孤独感」と向き合っている女性の心を軽くしてくれると思います。

田村セツコさんのエッセイを読むのは初めてですが、優しい語り口調で思いを伝えてくれていますので、スッと内面に浸透してくる心地良いエッセイだと感じました。女性が共感出来る「思い」が沢山あると思います。
こんな人におすすめ
・大勢の中にいても「孤独」を感じる人
・ひとりぼっちだと感じている人
など、さみしさや孤独に悩んでいる人におすすめしたいと思います。
孤独と寄り添い生きてきた田村セツコさんの思いを感じていただくと、「さみしさ」や「孤独感」との向き合い方に変化が起こると思います。
「さみしさ」や「孤独感」は、そこにあるのが当たり前で、みんな同じだと感じるようになれると思います。
そして、孤独に悩んでいた気持ちがスッと晴れて、心が軽くなると思います。
今回ご紹介する本
本の内容と感想
イラストレーター、エッセイストの田村セツコさんの「孤独」をテーマにしたエッセイです。
「孤独は、さみしいからいやだ。」と感じている人は多いと思います。でも、「沢山の人と会って、話しているよりも、ひとりでいる方が楽しい。」と感じている時もあると思います。
田村セツコさんは、絵を描きながら「孤独って不思議なものだな」と感じていたそうです。
そんな田村セツコさんが、「孤独ぎらいのひとり好きなあなたへ」の心を込めたメッセージがまとめられています。
「人は誰でも生まれたときからたったひとりだから、孤独は当たり前にそこにあるから」という田村セツコさんの考え方をベースに、「孤独感」や「さみしさ」と上手く付き合う方法がわかる1冊です。
第1章、なぜ孤独だとさみしいの?
第2章、友達って必要なの?
第3章、人づきあいは大変!
第4章、みんなの孤独
第5章、老いと孤独
第6章、ひとり絵のすすめ
第7章、ひとり時間の楽しみ方
第8章、ひとりで生きること
銀色夏生さんの「ひとりが好きなあなたへ」という本を読んでから、「孤独の楽しみ方」「ひとりでいることのおもしろさ」がわかってきて、いつだって少数派!の自分の行動を肯定できるようになりました。
それから「孤独」に関する本に興味が出てきて、本書も読んで見ました。
「孤独はきらい!でも、ひとりでいることが好き!」という一番居心地の良さそうな状態に興味があって読んで見ましたが、共感することは沢山ありました。
私はどちらかと言えば、ひとりで行動できるタイプの人間で、会社の飲み会やグループ行動などの予定があるとその日までストレスを感じながら生きています。
いわゆる「変わり者」であり、自分のことを「いつだって少数派!」だと感じています。
本書には、「変わり者で、浮いている人は、個性があることで喜ぶべきことだ!」と紹介されていました。
こんな言葉の一つ一つが、「孤独感」に悩んでいる人の心を軽くしていく!と感じながら読みました。
特に女性の人に読んで欲しいと思います。田村セツコさんの人柄がよく表れているエッセイなので、私以上に共感できることは多いように思います。
まとめ
田村セツコさんの「孤独ぎらいのひとり好き」をご紹介しています。
「さみしさ」や「孤独感」に悩んでいる人におすすめしたい本です。
田村セツコさんは、イラストレーターであり、多数の著者を発刊されているエッセイストです。
「孤独についての悩み」や「孤独を乗り越える方法」そして、「ひとりが大好きになって楽しむ方法」が紹介されています。
田村セツコさんが考える「孤独と仲良く寄り添う方法」は、「さみしさ」や「孤独感」と向き合っている女性の心を軽くしてくれると思います。
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