学校でも職場でも「いつも誰かと一緒にいたい。誰かと一緒にいる方が楽しい。」と思っている人が大多数ではないでしょうか。
一方で、ひとりで行動する方が落ち着くという人も少数とは思いますが、いらっしゃると思います。
例えば、「アウトドアはみんなで楽しみたい。」という人が大多数だと思いますが、ソロキャンプ、ソロ登山など「ひとりの時間を気軽に楽しんでいる」人もいらっしゃいます。
ただ、学校や職場では、特に日本人の群れたがる風潮が強く出ていると思いますし、先生や上司も集団行動を重要視して、ひとりが好きな人に同調圧力をかけてきます。
「ひとりの方が好きな人」には、コミュニケーションが苦手な人、気を遣うのが疲れる、などそれぞれの理由があるのに、「みんなと楽しむのが当たり前で、ひとりでいるのはおかしい、ひとりでいることが悪いこと」のように感じてしまい、悩んでいる人もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は、2年前に登山を始めましたが、ソロ登山で楽しんでいます。でも、ネット上ではソロ登山の危険性だけがピックアップされて、「ソロ登山はだめなのかな」と感じていました。
今回ご紹介する本は、銀色夏生さんの「ひとりが好きなあなたへ」と「ひとりが好きなあなたへ2」です。
銀色夏生さんは、宮崎県出身の女性詩人で、エッセイストでもあり写真家です。「つれづれノート」や「君のそばで会おう」など、沢山の作品を出版されています。
私は、「銀色夏生さんは、どんな人も自由で素晴らしい人生を歩んで欲しい」というメッセージを発信しておられると感じています。
銀色夏生さんの本を読むと「みんな違って、みんな良い」ということに気付いて、今の自分を肯定することができます。
そして本書は、「ひとりが好きな人」への銀色夏生さんからの「手紙」です。
銀色夏生さんの写真と詩が、「ひとりでいる自分に悩んでいる人」の心を優しく包み込むような写真詩集です。
「ひとりが好き、でも、人が嫌いなわけではない、人とも一緒にいたいけど、嫌な思いをしたくないし、ひとりでいる方が好き」な人に読んでいただくと、共感できるところが沢山あり、読むと心が軽くなると思います。

銀色夏生さんご自身も「ひとりが好き」だと思います。だからこそ同じように「ひとりが好きな人」が共感できると思いますし、私も今の自分を肯定されたと感じて、心が軽くなりました。
こんな人におすすめ
・人が嫌いなわけではないけど、ひとりでいる方が好きな人
・ひとりで好きな時間をすごしているのが好きだけど、時々、寂しくなる人
・ひとりが好きだけど、ずっとひとりでいるのは、嫌な人。
「ひとりが好き」だけど、でも、時々寂しくなったり、人が恋しくなったりする。でも、誰かと一緒にいるのは、嫌な思いをしてしまうかも知れないからひとりが好きな人。など、誰かと一緒にいるより、ひとりでいる方が好きな人に読んで欲いです。
ひとりでいることで悩んでいる人の気持ちが軽くなると思います。
今回ご紹介する本
本の内容と感想
銀色夏生さんから「ひとりでいることが好きな人」へのメッセージがまとめられている写真詩集です。
1冊目の「ひとりが好きなあなたへ」は、銀色夏生さんの手作りの万華鏡の写真と詩が掲載されています。1節ずつテーマが少しずつ変化しながら、流れるように詩が続きます。
2冊目の「ひとりが好きなあなたへ2」は、銀色夏生さんが撮った空気感のあるフワッとした写真と詩が掲載されています。1節ずつ、タイトルから始まる詩が、さまざまな変化を見せながら続きます。
「ひとりが好きなあなたへ」から始まる手紙は、ひとりでいるからこその寂しさ、優しいからこその苦しさ、ひとりが好きだからこその強さが、さまざまな風景描写を織り交ぜながら、思い出を語るような優しい言葉で続きます。
ひとりでいることが、理解されにくい現代で、疑問を感じたり、悩んだりしている人の心に響く言葉と描写で心が軽くなると思います。
「ひとりが好き、でも、ずっとひとりは嫌。人が嫌いではないけど、ひとりが好き」と人との関わり方に矛盾を感じながら、一生懸命生きている人に読んで欲しいです。

私は、1ページ目にある銀色夏生さんのメッセージに共感して、すぐに読み始めました。
サクサクと読んでいくと、1冊20分くらいで読めます。2回目は、写真にも目を配りながらゆっくり読んでいきました。3回目は、好きな写真と詩を探しながら読みました。これからも気づくと手に持っているそんな本です。
まとめ
銀色夏生さんの「ひとりが好きなあなたへ」と「ひとりが好きなあなたへ2」をご紹介しています。
「ひとりが好きな人」への銀色夏生さんからの「手紙」です。銀色夏生さんの写真と詩が、「ひとりでいる自分に悩んでいる人」の心を優しく包み込むような写真詩集です。
1冊目の「ひとりが好きなあなたへ」は、銀色夏生さんの手作りの万華鏡の写真と詩、2冊目の「ひとりが好きなあなたへ2」は、銀色夏生さんが撮った空気感のあるフワッとした写真と詩が掲載されています。
「ひとりが好き、でも、ずっとひとりは嫌。人が嫌いではないけど、ひとりが好き」と人との関わり方に矛盾を感じながら、一生懸命生きている人に読んで欲しいです。
ひとりでいることで悩んでいる人の気持ちが軽くなると思います。
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