
私はコミュニケーションが苦手で、「趣味が合う人」「意見が合う人」との会話は問題ないのですが、仕事中にはコミュニケーションが苦手で失敗した経験もあります。
そもそも、仕事が上手くいくか、いかないか。のポイントは沢山あると思いますし、その中でも 経験、技術も必要でしょう。
でも、どんなに沢山の経験をしていても、どんなに高い技術を持っていても、上手く相手に伝えられなかったら、独りよがりの仕事になってしまいます。
コミュニケーションが苦手な人にとっては大変ですが、仕事で一番大事なのは、仕事の同僚や取引先、そして顧客と上手なコミュニケーションをとるための「会話術」だと思います。
仕事のIT化が進んでも、結局は人と人のコミュニケーションで最終判断されることになります。
その時に「相手にわかりやすく伝える。」「相手から話を聞きだす」技術は、大変重要です。

そんな「相手に必ず伝わる会話術」がまとめられている本があります。
コミュニケーションが苦手な人にも、きっと身につける事が出来る、今の時代に誰もが必要な「ロジカル会話術」が、マンガで紹介されている「必ず伝わる!ロジカル会話術」をご紹介します。
こんな人におすすめ
〇仕事でのコミュニケーションが苦手で、「上手な伝え方」を身につけたいと思っている人
〇入社1年目や経験の浅い社会人の人
今の時代に誰もが必要な「会話術」は、必ず仕事中のコミュニケーションに活用出来ると思います。
そして、コミュニケーションが得意になれば、どんな相手、どんなシーンでも自信もって対応出来るようになれます。
今回ご紹介する本
私は、「Amazon kindle unlimited」の読み放題で読みました。Amazon kindle unlimited会員の人、読み放題プランに興味のある人は、「Amazonで見る」からご確認ください。
「必ず伝わる!ロジカル会話術」の内容
本書は、27年に亘りコンサルタントを行い、世界中の企業や大学、大学院で研修を行ってきた「船川淳志さん」が、その経験からまとめられた「ロジカル会話術」が、わかりやすいマンガで紹介されています。
マンガの主人公の「三上さつきさん」の成長を一緒に体験しながら、「ロジカル会話術」を身につける事が出来ます。
〇ロジカル・シンキングからロジカル・ダイアローグへ
みんなの意見に一理ある。事を前提に解決策を生み出していく「ダイアローグ」への考え方や、手法が紹介されています。
〇大工と話すときは大工の言葉で
コミュニケーションの本質の発信側と受信側の双方向の作業を円滑に進めるための考え方や、手法が紹介されています。
〇分かるは分かる、論理+感情=納得の公式
「分かる」をしっかり出来るようにするための「分ける」の手法、問題や対象を切り分ける「切り口」に至るための手法が紹介されています。
〇聞き上手から相づち上手
相手の心を開くための「出来る相づち」の考え方や、手法が紹介されています。
〇詭弁に負けるな!
相手からの「詭弁を見抜き」、「対処する」ための考え方や、手法が紹介されています。
〇無知を恐れず、未知を楽しもう!
「自分知」の中にいては、新しい経験は出来ません。新しい経験による自分に成長を実感しながら、未知を楽しむ姿勢等は、紹介されています。
まとめ
「ロジカル会話術」の4つの段階がわかりやすく紹介されていますので、まず、自分の頭を整理する事が出来て、課題が明確になります。
- 自分の頭の中で、物事を組み立てる。
- 自分の頭の中で組み立てた事を、相手に分かりやすく伝える。
- 相手の話を聞きながら、自分の頭の中を組み立てる。
- 複数の人間の考え方を交換、共有しながら、問題解決や新たな考えを思いつく。
また、「結理事結」で相手に伝える方法は、胸を打ちました。
学校では「起承転結」で文章を書くことを教わった世代なので、ロジカルな会話には、「結理事結が良い」ということに「なるほど」と納得する事も出来ましたし、これから実践していき、相手にポイントを上手く伝えるようにしたいと思います。
私は、相手の話を聞くのが苦手なので、聞き上手になるための、相づち上手の手法がとても参考になりました。
特に、交渉するための口癖として紹介されていた「そもそも」や「あえて」等、具体的な手法が紹介されていたのが、本当に分かりやすくて良かったです。
社会人としての知識だけでなく、地域の役員やPTA等、相手と共感しながら話を進めていくことは大変重要な知識です。
「ロジカル会話術」を身につけて、活用出来るようになれば「どんな相手、どんなシーン」でも自信持った対応が出来るようになります。
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