
長谷川泰三さんをご存じですか。
- 15歳の時に交通事故で、脊髄を損傷し車いす生活になり、後遺症や生涯に何度も苦しみ、いつも自死を考えておられましたが、周りの人の優しさで立ち直り、カウンセラーの道に進まれます。
- 2012年の24時間テレビで放送された「車イスで僕は空を飛ぶ」の原作者で、主演は嵐の二宮和也さんでした。
- そして、「命のカウンセリング」という著書で、助けを求める事の大切さ、カウンセリングの重要性を提言されています。

その「命のカウンセリング」の続編が、「車イスが教えてくれたありがとう」です。
長谷川泰三さんの壮絶な半生と、さまざまな悩みを抱える人たちとのカウンセリングを通じて得た「命の尊さ」が紹介されています。
「助けを求める大切さ」「カウンセリングの重要性」そして「命の尊さ」を教えてくれる1冊です。
そんな長谷川泰三さんの「車イスが教えてくれたありがとう」をご紹介します。
こんな人におすすめ
カウンセリング関係の職業の人、もしくはカウンセリング関係の職業に興味のある人におすすめしたいです。
紹介されている実例を読むだけでも、カウンセリングの事が良くわかると思います。
今回ご紹介する本
私は、「Amazon kindle unlimited」の読み放題で読みました。Amazon kindle unlimited会員の人、読み放題プランに興味のある人は、「Amazonで見る」からご確認ください。
本の内容
前半は、長谷川泰三さんの壮絶な半生が描かれています。
- 子供の時に一家離散。
- 交通事故により、下半身不随でさらに後遺症に悩まされる。
- 人間不信
- 死にたい願望
- 幸せ破壊衝動
- 自暴自棄な性格
その中で、長谷川さんご自身がカウンセリングによって立ち直り、その後カウンセラーになって、今度は悩んでいる人を、救う事が出来るようになるまでが、紹介されています。
後半は、そのカウンセリングの実例を紹介しながら、カウンセリングの重要性を提言されておられます。
まとめ
まず、本書にもありますが、悩みがある人は、すぐに身内や友達、もしくはカウンセラーの人に「助けて」と、打ち明けて欲しいと紹介されていました。
悩みは100人いれば100通りあると思いますので、今悩んでいる人は、先に誰かに「相談」して欲しいと思います。
カウンセリングの重要性や、命の尊さが本当に良くわかり、素晴らしい本に出会って良かったと思います。
また、本書には、「悩みが長期間続くと、本人だけでなく、周りにも悪影響が出る」ので、悩みがあったら、気軽にカウンセリングを受ける事の重要性も理解出来ました。
実例がいくつか紹介されていますが、身に迫る実例ばかりで、私は、今はカウンセリングを受けるほどの悩みは無いのですが、その実例を知るだけでも、「命の尊さ」を考えるきっかけになりました。
私は母子家庭でしたので、「お母さんの保険金」の話は、自分の事のように考えさせられました。次は「命のカウンセリング」も読んでみようと思います。
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