- ミステリー小説を読んでみよう。と思っているけど、活字にはなれていないので、何を読んだら良いかわからない。
- 重いテーマではなく、ライトなミステリー小説を読みたい。
- 本が好きなので、本屋さんの書店員さんや、図書館の司書さんの仕事に興味がある。

という人におすすめしたい本があります。 大崎梢さんの「配達あかずきん。成風堂書店の事件メモ」です。
日常の出来事がテーマなので、入り込みやすく、表現も読みやすいので、活字になれていない人、ライトなミステリー小説を読みたい人におすすめしたいと思いますし、「本屋さんは、こういう事をしているんだぁ」という事が、よくわかりますので、書店員や図書館の仕事に興味ある人にもおすすめしたいです。

また、短編集なので、1話は30分くらいで読むことが出来ますので、通勤時間等の短い時間に読んでいる人にもおすすめしたいです。
作品紹介
作者:大崎梢
元書店員の大崎梢さんは、2006年5月に連作短編集「配達あかずきん」にてデビューされ、成風堂書店事件メモシリーズは、書店で勤務していた経験を生かした「本格書店ミステリ」とも言える作品です。
ミステリー作品が中心だと思いますが、天才探偵SENシリーズなどの児童書もあり、マルチに活躍されておられます。
作品名:配達あかずきん。成風堂書店の事件メモ
大崎梢さんのデビュー作で、「本格書店ミステリ」と呼ばれる作品です。
今回ご紹介する本
私は、「Amazon kindle unlimited」の読み放題で読みました。Amazon kindle unlimited会員の人、読み放題プランに興味のある人は、「Amazonで見る」からご確認ください。
本の内容
「成風堂」という本屋さんで起こる「謎」を、主に二人の書店員の女性(しっかり者の杏子さんと勘の鋭いアルバイトの多絵さん)が解決していくミステリー作品です。
本書は、5部の短編作品になっています。
「本屋さんで起こる日常的なミステリー」に、お客さまの立場にたって、他の本屋さんなら、わからないから諦めるような事に、二人の書店員が真剣に向き合って、謎を解決しようとするその「ひたむきさ」に感動します。
また、「あきらめない」事により、沢山の人が二人のおかげで救われます。
まとめ
題材がそんなに重たくないので、読みやすいですが、最後まで「ハラハラ」させる展開もありますし、最後まで「どういう事だろうか」と思わせるテーマと表現になっていますので、読み応えもあります。
日常生活に起こる出来事を、「ほっとかないで何とかしよう。」とする書店員の温かさが伝わってくる、優しさのある「本格書店ミステリー」です。
大崎梢さんの作品を読むのは、初めてですが、他の作品も読んでみたいと思いました。
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