子供たちと一緒に遊んだり、子供たちの話を聞いたり、子供たちとお出かけしたりするのは、本当に楽しいですよね。そして、子供の成長を感じた時は、本当に幸せで、温かい気持ちになりますね。でも子育ては、将来子供たちが自立出来るように、自立するよう育てていく事も大事な事だと思います。

子供をしっかりした大人にする。という 目線で考えると子育ては、楽しいばかりとは言えないかも知れません。
- 子供が勉強しないので、毎日叱ってばかり、さらに子供が反発して、家族がギスギスしてしまっている人
- 勉強はしているけど、習った問題も解けない事にイライラしてしまい、将来が心配で、子供を叱ってばかりの人

心配がエスカレートしてしまうと、イライラして叱ってばかりになることもあります。
子供が心配なだけなのに、叱ってばかりで、今やっているのが「しつけ」なのか「押しつけ」なのかわからなくなっている親御さんもいらっしゃると思います。
そんな人に「子育ての悩み」を解決してくれる本があります。
石田勝紀さんの「子供を叱り続ける人が知らない5つの原則。それは、しつけか、押しつけか」です。
こんな人におすすめ
〇子供の事が心配で、ついつい叱ってばかりの人
〇スマホやゲームばかりやっている子供にイライラしている人
〇どこまでが「しつけ」なのか、悩んでいる人
等、子育てにお悩みに人に読んでいただくと、子供と良い関係を築く事が出来ると思います。
今回ご紹介する本
私は、「Amazon kindle unlimited」の読み放題で読みました。Amazon kindle unlimited会員の人、読み放題プランに興味のある人は、「Amazonで見る」からご確認ください。
本の内容
「子供を叱り続ける人が知らない5つの原則」が紹介されています。
- 第1原則:自分とまったく同じ価値観の人はいない
第2原則:強制されたことは、やらない。やったとしても形だけになる
第3原則:人間には最低3つの長所がある。
第4原則:親は成長が止まっているが、子どもは成長している
第5原則:まず、「諭す」。「叱る」「怒る」は非常時のみ
改めて、親としての自分を振り返って、そして、「子供達がぐんぐん伸びる」子育てを考えるきっかけになります。
また、「5つの原則」の説明は、沢山の「実際の悩み事」の解決策等、具体的な事例から説明されていますので、とてもわかりやすいです。
解決するために、「子供とどういうふうに会話をして、コミュニケーションをとったら良いか。」等の具体的な会話の方法が紹介されています。
「今知っておきたい大事な考え方」をしっかりと知ることが出来て、「今解決したい子育ての悩み」を解決する事が出来ます。
そして「5つの原則」は、「長所のない子なんて、一人としていません。どんな子でも、ぐんぐん伸びる子になれるのです。」とまとめられています。
本書の内容が一番わかる言葉だと思います。
私は、本書を読んで、「勉強熱心な親」ではなく、「子育てに熱心な親」になろうと思いました。
これは、勉強をおろそかにするのではなく、子供の事を考えた子育てをしようとする考えです。
子供をのびのびと育てるための、親のための「5つの原則」は、それぞれの考え方が、納得のいく考え方でした。
私が本を読んで感じた事

その本を読んで私が感じた事の一部をご紹介させていただきます。
- 子供だからといって、親が何でも思いどおりにしようとしない事。
- どんな子供でも、子供は子供なりに一生懸命に考えている。という事。
- 大人でも強制的に何かをするように言われると、反発したくなるように、子供も同じように反発するという事。
- 大人でも、子供でも、しっかりした人格を持っているので、話せばわかるし、叱るという態度は、ほとんど必要無いという事。
- 今の教育方針では、勉強から子供を見てしまうのが、普通になっているため、勉強が疎かになると、「うちの子供は、駄目だ。」と思ってしまいますが、どんな子供でも長所はあるので、その長所を見つけて、伸ばすことが大事という事。
その本を読むと、「子どもの「しつけ」をしっかりとやってくためには、親も成長していく必要がある。」という事に気づきます。
子供を成長させようと頑張っていても、実は親の成長の方が心配で、親の成長が止まっている事に気付いていない親御さんは多いのかも知れません。
本書は、「親の成長によって、子育ての悩みを解決できる。」本当に参考になる本だと思います。

子育て世代の人に、是非とも読んで欲しいと思います。そして、自己肯定感の高い子育てを目指してみませんか。
まとめ
著者の石田勝紀さんは、長年教育に関わっておられるので、紹介されている内容の「問題に対する着眼点」と「問題解決の具体性」に本当に感動しましたし、子育てにも役立てていける内容です。
そして、「おわり」に紹介されています「人と同じではなく、人と違う事が重視される時代になる」という言葉にも感動しました。
私も、これからの教育は、「偏差値尺度」ではなく、「人間性尺度」になるべきと思います。
そして、子供達には、「勉強だけではなく、個性を伸ばす」ような子育てをしたいです。
また、家庭の事でもアドバイスがありました。
叱ってばかりで後悔しているお母さんに、お父さんや家族がやってあげるべきことは、「普段から叱る、怒るが突破的に出てこないように、お母さんが精神的にゆとりが持てるようにする事、お母さんがリラックス出来るような場を作って、感情をコントロール出来るようにしてあげる事」
それがベースにあっての、子育てだと改めて思いました。
夫婦共働きが当たり前になってきていますので、難しいかも知れませんが、お父さんの協力あっての子育てだと、改めて思いました。
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