イライラして行動することが多いか少ないかは、人それぞれだと思いますが、ただわかっているのは、「イライラして行動した後は、相手を傷つけるし、自分も自己嫌悪感を感じる事になり、後悔する。」事になると思います。
特に子供が出来てからは、「子供に本当に申し訳ない気持ち」そして、「子供が大きくなって大人になった時に、すぐにイライラしてしまう人間になってしまわないか。」という不安の両方を感じるようになって、自己嫌悪感が大きくなりました。
- なぜ、すぐにイライラしてしまうのか。
- イライラしないで、穏やかに過ごす事は出来ないのか。
イライラする事に対する悩みを解決して、「イライラしないで、人に優しく接する方法」「イライラする事から卒業できる方法」が紹介されている本があります。
千葉とうしろうさんの「子育て、職場・上司、対人関係のイライラを解消して、人に優しくなれる発送法」です。
こんな人におすすめ
「イライラしてしまう自分が嫌だ」と思っている人は、気付いている時点で、すでに一歩進んでいますので、「人に優しくなれる発送法」でうまく改善して欲しい。と思います。
人に対してイライラせずに優しく接するための「きっかけ」を掴みたいと思っておられる人、私もそうですが、本書では具体的に紹介されています。
第5章は、QAの構成なので、「きっかけ」を掴む事が出来ると思います。
今回ご紹介する本
本の内容
「イライラしないで済む方法=人に優しくなれる発送法」を基本的な考え方として、「優しい人間」の発送法、「優しい人間」になるための方法が、詳しく紹介されています。
第一章は、イライラにとらわれているケースが紹介されています。
警察官の経験から語られる話は、とてもわかりやすいです。
第二章は、イライラに対処するための考え方が紹介されています。
この章で紹介されている言葉は、イライラしそうになる自分への、ブレーキになる言葉です。
例えば「間違っているのは、自分かも知れない」と思うことは、相手の考え方を改めて、考える機会になるので、優しさだけでなく、生きていくために本当に大事な考え方と思いました。
第三章は、普段の生活でのスタンスが紹介されています。
普段からイライラせず、優しくなるための心構えが紹介されています。
例えば「当たり前という言葉を使わない」ようにすると、相手に自分の考え方を押しつけないようになれると思いました。
第四章は、優しくなるための習慣(行動)が紹介されています。
今までの章では、考え方や気持ちの持ちようなどでしたが、具体的な行動が紹介されています。
少し難しい事もありますが、「本を読む」という事が、国語力を高めるだけでなく、「人に優しくなれる」事にもつながることに気づかせていただきました。
第五章は、イライラに関する具体的な7つの質問に回答されています。
- イライラしたらどうすればいいのか。
- イライラしてしまう自分が嫌だ。
- 相手が自分を理解してくれない。
- 子供を怒鳴ってしまう。
- 子供の粗暴な言動を直したい。
- 他人の怒りっぽい性格を直すには。
- 子供が学校に行きたがらなくて、イライラする。
解決法も著者さんらしい、画期的な話で読みながら頷く事が沢山ありました。
私が感じた事
著者の千葉とうしろうさんは、元警察官です。
警察官の仕事で関わりがある人は、「イライラしている人」ばかりだったそうで、「なぜイライラしているのか」がよくわかると語っておられます。
だからこそ、「イライラしないようにするための、気持ちの持ち方が良くわかる」という紹介から、始まります。
また、本書の一番大事な考え方は、「イライラしないようにする=人に優しくする」という考え方です。
イライラするとエネルギーも使いますし、イライラして人と話したあとは、後悔しか無いと思います。
特に子供達にあたったあとは、本当に申し訳ない気持ちになります。

イライラする事から卒業して、穏やかな毎日を過ごすことは、人生を豊かにする。
と私は考えていますし、イライラして、無駄なエネルギーを使わない毎日をおくりたいとお考えの方の参考になる「子育て、職場・上司、対人関係のイライラを解消して、人に優しくなれる発送法」をご紹介します。
まとめ
沢山のイライラした人の対応をされてきた元警察官の経験に基いていますので、具体的でとてもわかりやすく、また、実践的な内容が紹介されています。
メンタルヘルスやメンタルケアのようなセミナーを、会社の研修等でも受講した事がありますが、「穏やかな毎日を送るための発送法」としては、一番わかりやすい内容でした。
自分だけでなく、家内や子供達にもポイントを紹介したいと思います。そして、子供達も何かを感じて、友達といつも仲良くして欲しい。と思いました。
本を沢山読む事の効果も、頷く事ばかりなので、これからも沢山の本を読んで、沢山の人の経験、考え方、物語を自分の経験値にしたいと思います。
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