【癒しの本おすすめ】女性向けの読みやすい本、「日日是好日」

「日日是好日−お茶が教えてくれた15のしあわせ−」2.癒しの本
著者「森下典子」作品名「日日是好日−お茶が教えてくれた15のしあわせ−」

「日日是好日」とは、(にちにちこれこうじつ)とも(にちにちこれこうにち)とも読むそうですが、言葉の意味は、「毎日が無事で良い日である事」だそうです。

「好日」という漢字も、「にちにちこれこうじつ」という読み方も、そして言葉の意味も、とても印象が良いので、好きな言葉の一つになりました。

でも、実際の生活を考えると毎日が良い日というよりは、人生は山あり谷ありで、辛くて苦しい日も沢山ある。と感じている人は、多いのではないでしょうか。

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そんな人におすすめの本があります。

今回ご紹介する内容

森下典子さんの「日日是好日−お茶が教えてくれた15のしあわせ−」です。

週に1回、25年間お茶の稽古を続けて来た中での沢山の気付きが紹介されている本です。

読むと「日日是好日」、「毎日が良い日」とはこんな事か。と感じていただける本です。

こんな人におすすめ

  • なぜ、こんな事をしているのか。
  • こんな事をやっていて意味があるのか。

と自分の行動や人生に疑問を感じている人に、是非とも読んでいただきたいと思います。
そして、今やっている事には意味がある。と感じて頂いて、「日日是好日」の森下さんのように過ごしていただきたいと思います。

今回ご紹介する本

「日日是好日」のあらすじ

大学生の頃に始めた「お茶のお稽古」を25年間続けてきた著者が、その人生の中で気付いた「15の幸せな事」が紹介されています。

  • 茶人という生きもの
  • 「自分は何も知らない」ということを知る
  • 頭で考えようとしないこと
  • 「今」に気持ちを集中すること
  • 見て感じること
  • たくさんの「本物」を見ること
  • 季節を味わうこと
  • 五感で自然とつながること
  • 今、ここにいること
  • 自然に身を任せ、時を過ごすこと
  • このままでよい、ということ
  • 別れは必ずやってくること
  • 自分の内側に耳をすますこと
  • 雨の日は、雨を聴くこと
  • 成長を待つこと
  • 長い目で今を生きること
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エッセイストとして活躍されている森下さんの文章は、お茶の事を知らなくても、スッと入ってきますので、お茶の事をよく知らない人にも楽しめる作品です。

私が好きになった言葉

世の中には「すぐわかるもの」と「すぐにわからないもの」の2種類がある。

今続けている事が、「本当に意味があるのかな」と思っても、続けていると「じわりじわり」とわかってくる。そんな「すぐにわからない事」の素晴らしさを教えて頂いた。

生きにくい時代を生きる時、真っ暗の中で自信を失った時、お茶は教えてくれる。「長い目で、今を生きろ」と

生きていると沢山の疑問を感じて、悩んだり、苦しんだりする事があると思います。でも、今すぐ結論を出さなくても、人生を長い目で見て、とりあえず「今を一生懸命に生きる」大切さを教えて頂いた。

「やめる」「やめない」なんて、どうでも良いのだ。ただ、「やめるまで、やめないでいる」それでいいのだ。

「やめるか、やめないか」「イエスか、ノーか」で、悩んでいる時は、深く考えすぎずに、「まぁとにかくやってみよう」と続ける事の大切さを教えて頂いた。

「聴雨」雨の日は、雨を聴く

「今日は雨だから悪い日」ではなく、雨の日は雨の日の楽しさがある。考え方次第で「毎日が良い日」になるという感じ方を教えて頂いた。

学校はいつも「他人」と比べ、お茶は「きのうまでの自分」と比べる

他人と優劣を競うための勉強ではなく、一生涯、自分が成長し続ける「学び」の素晴らしさを教えて頂いた。

まとめ

私は、主人公を「黒木華さん」。お茶の先生を「樹木希林さん」が演じている映画を先に見ました。

その映画で感じた「生き方」に感動して、原作の本書を読みました。

今ある具体的な悩みを解決する方法が、紹介されているという訳ではなく、今の自分の行動や人生に不信感を感じている人に読んでいただくと、「今やっている事を続けてみよう」と思っていただける作品で、読んだ後に気持ちが温かくなれると思います。

私は、山あり 谷ありの人生を穏やかに生きたい。と考えています。

  • 頑張りすぎない生き方
  • 辛くて苦しい時は、とにかく逃げてでも、心を癒やす事を大事にする生き方
  • 山にいる時には、驕らず。谷にいる時には、山のイメージをしっかり持って、一歩一歩前に進もうとする生き方。

本書の内容で、「今を生きる」という大切な感覚を教えて頂いたと感じています。

「日日是好日」は、穏やかな人生の参考になりました。

本書は、「まえがき」が上手くまとめられていますので、まず「まえがき」を読んでいただくだけでも、森下さんの想いを感じていただけると思います。

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