自分の事を客観的に振り返ると、「いつも一人でいる」と感じている人 は、孤独に悩んでいるかも知れません。でも、みんなといると同調圧力を感じてしまう人もいると思います。
- 社交的な人を見ると羨ましくはなるけど、同じようになりたいとは、思わない。
- 休日に一人でいる事が多いけど、誰かといると気疲れする。
- 仕事も好きでやっているわけではないけど、辞めようとは思わない。

昔から変わらず、一人でいる事が多いし、何かを積極的にがんばることも無いという人もいらっしゃると思います。 でも、それはいけないことなのでしょうか。
- もっと沢山の人たちと、楽しまないといけないのか。
- もっと積極的にならないと、いけないのか。
- もっと前向きに仕事をしないと、いけないのか。
「孤独」でいる自分は「寂しい」と考えてしまうけど、「自分がどうしたらいいか。」「このままでいいのか。」「変わらないといけないのか。」がわからないし、悩んでしまう。

同じように「孤独でいる事」を悩んでいる主人公の物語があります。 齋藤真行さんの文と、さいとうれいさんの絵の作品「ぼくにはなにもない」です。
「自分には何もない」と感じている主人公の物語で、その「生き方の大切さ」、そして、「何も持っていないからこその平穏な生き方」を教えてくれる本です。
「孤独」で悩んでいる人に「その生き方を受け入れる考え方」を学べる齋藤真行さん文と、さいとうれいさんの絵の作品「ぼくにはなにもない」をご紹介します。
こんな人におすすめ
〇「孤独」を感じている人
〇今の生き方を変えた方が良いのか、悩んでいる人
そんな人には、今の生き方を、前向きに捉えられるようになると思います。
また、今、孤独ではない人も、「そんな素敵な事があるんだ。」と気付く事につながると思います。
今回ご紹介する本
私は、「Amazon kindle unlimited」の読み放題で読みました。Amazon kindle unlimited会員の人、読み放題プランに興味のある人は、「Amazonで見る」からご確認ください。
「ぼくにはなにもない」の内容
結婚もしていないし、家族とも連絡をとっていない。
親しくしている友達もいないし、誰も自分には近づいてこない。
毎年太って体力もないし、健康でもない。
何をやっても上手くいかないし、誰かに「すごい」と言われるような才能も無い。
積極的に何かをしようとも思わないし、「やる気」にならない。
やりたい仕事も特にないし、仕事に「生きがい」を求めていない。
何のために生きているのかわからないし、「生きる意味」がわからない。

という主人公が「自分の生き方の素晴らしさ」を語っている作品です。
〇なんでも持っている人の苦労
〇周りからの評価を気にする人の苦労
そして、「ぼくにはなにもない」と思っている事の素晴らしさ

その生き方は、哲人ソクラテスの「無知の知」みたいな考え方です。
まとめ
主人公の語る言葉に、挿絵のある「大人の絵本」のような作品で、10分くらいで読める作品です。
大変シュールなお話で、前半は正直読むのがしんどくなるくらい、「しんみり」としてしまいましたが、「孤独」に悩んでいる人が、今の生き方の素晴らしさに気づくことが出来る素敵な話です。
こういう目線で社会を見る事も大事な事だと思いますので、ご紹介させていただきます。
みなさんの参考になれば幸いです。
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