死んだ人が、1日だけ現世に復活することが出来る場所「さよならの向う側」
でも、現世で自分が死んだことを知っている人には会えない残酷なルール
死んだ後、会いたい人にもう一度会うチャンスができるけど、会いたい人に会う方法が困難な現実の中で、あなたはどんな1日を過ごしますか。
今回ご紹介する本は、清水晴木さんの「さよならの向う側、i love you」です。
「さよならの向う側」の続編で、清水晴木さんの最新作です。
前作も読んだ後、大切な人と一緒にいられることがどんなに素晴らしいことか、改めて気付かせてもらえた感動の小説でした。
今回の作品は、前作以上に予想できないストーリーとわかりやすいストーリー展開で、「人を愛する」ということの大切さを教えてくれる作品です。
「さよならの向う側」の案内人と「さよならの向う側」に訪れた4人の男女、そして、その家族との絆の物語です。

物語に登場する人達が愛する人のために、健気に生きている姿に胸を打たれます。
前作を読んでいない人にも、ストーリーは十分にわかるとは思いますが、出来れば前作から読んでいただければと思います。
こんな人におすすめ
性別や年齢に関わらず、感動する小説を探している人におすすめします。
登場するエピソードの主人公たちは、弾劾世代の男性、子育て中のお母さん、20代の純粋なカップルなので、どんな世代の人にも共感できると思います。
心が震える感動作品を読んで、癒されて欲しいと思います。
今回ご紹介する本
本のあらすじ
亡くなった人が訪れる不思議な場所「さよならの向う側」に訪れた4人の男女の物語です。
「さよならの向う側」では、案内人から現世に戻るチャンスをいただけます。
でも、「現世に戻れるのは1日、そして、自分が亡くなったことを知っている人には会えない。」という残酷なルールがあります。
- 家族とも疎遠になり一人で生活していた72歳の芸術家の男性の家族愛とは
- 神出鬼没なお母さんが亡くなってから家族の元に届いた「遺言書」とは
- 映画好きの彼女を亡くした本が好きな男性が、「さよならの向う側」で経験したことは
- そして、「さよならの向う側」の案内人の決断とは

物語に登場する全ての人から「愛する」ということと、「人とのつながりを大事にする」ということが感じられる素晴らしい感動作です。
本を読んだ感想
「さよならの向う側」という設定と「自分が亡くなったことを知っている人には会えない」というルールに、胸が締め付けられるような切なさを感じて、読み始めると止まらなくなります。
また、登場人物のキャラクターがしっかり設定されていますので、物語に共感しやすく深く感情移入出来る作品です。
「さよならの向う側」は、読んでいる時は胸が締め付けられるような切なさがあり、読み終わると感動して心が温かくなります。
また、今回は物語の終わりを想像しながら読んでいたのですが、その予想を超えるストーリーに驚きと感動がありました。
まとめ
清水晴木さんの「さよならの向う側、i love you」は、「さよならの向う側」の続編で、清水晴木さんの最新作です。
「さよならの向う側」では、案内人から現世に戻るチャンスをいただけます。
でも、「現世に戻れるのは1日、そして、自分が亡くなったことを知っている人には会えない。」という残酷なルールがあります。
その「さよならの向う側」に訪れた4人の男女の物語です。
切なくて、でも、温かくて愛にあふれた作品なので、感動する小説をお探しの人におすすめします。

「ハッピーエンドとアンハッピーエンドの物語、どちらが好きですか」から始まる物語。私は、こんなハッピーエンドの物語が好きだな。と思いました。
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