- 「アベノマスク」等の新型コロナウィルスの対応
- 国民の理解が得られない東京オリンピックの開催
- 香港やミャンマー等への外交対応
- 総務省の接待問題 等

昨今のニュースを見ていてると
日本の政治が国民目線の政治になっていないと感じます。
そして、新型コロナウィルスでここまで混乱する日本は、大丈夫かな。と心配になります。
新型コロナウィルスの猛威に日本がさらされていても、日本の政治家は、自分の資産や名誉等を守る事に必死になっているようにさえ思えてしまいます。
そんな日本の政治家の人は、国民目線とは言い難いと感じています。
「政治とはすべての人の幸福を求める闘い」と言っていた大統領がいました。
ウルグアイの元大統領「ホセ・ムヒカ」さんです。また、「世界でもっとも貧しい大統領」としても有名な人です。
貧乏な人とは、少ししか物をもっていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことです。 「貧乏」とは、欲が多すぎて満足できない人のことです。という言葉もあります。
「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」には、「ホセ・ムヒカ」さんの「貧乏」と「質素」の違い、そしてホセさんが思う「質素」の哲学、政治家とはどうあるべきか。が紹介されています。
ホセさんの半生や有名なスピーチが紹介さている「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」をご紹介します。

ホセさんの政治手腕は、弱者の立場に立った政治であり、またその手法は画期的で、本当に素晴らしく、この人が大統領になった国は本当に幸せだろうな。と思えます。
こんな人におすすめ
今の日本の政治に不信感を感じている人には、一つの尺度として「世界でもっとも貧しい大統領」と評されるホセさんの生き方は、参考になると思いますので、おすすめしたいと思います。
本書は、ホセさんが有名になったスピーチの紹介だけでなく、ホセさんの半生が具体的に紹介されていますので、疑問解決の参考になります。
今回ご紹介する本
「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」の内容
「もっとも衝撃的なスピーチ」と言われる2012年6月に開催された「持続可能な開発会議」でのスピーチの内容が紹介されています。
そして、ホセさんの半生が紹介されています。子供の時の経験などが、ホセさんの政治に対する考え方のベースになっている事が良くわかります。
- 麻薬組織から市場を奪い、顧客を知るための「大麻の合法化」
- 宗教的な考え方より、必要としている女性のための「妊娠中絶の合法化」
- 同性婚を認める「結婚平等法案」等、世界でも類を見ない法案を可決していきます。
そして、その法案に至ったホセさんの本意に、本当に感動しました。
また、「国連批判」「世界全体の政治の弱体化」等、他の政治家では、言えないような事を発信されていた事が紹介されています。
私が感動したホセさんの言葉
私は消費主義を敵視しています。現在の超消費主義のお蔭で、私たちはもっとも肝心なことを忘れてしまい、人類の幸福とはほとんど関係ないことに、人としての能力を無駄使いしているのです。
人間のもっとも大事なものが「生きる時間」だとしたら、この消費主義社会は、そのもっとも大事なものを奪っているものですよ
〇本当の意味での「裕福」で「幸せ」な人生を考えてみたいと思いました。
発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛を育むこと、人間関係を築くこと、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限の物を持つこと。
〇「貧乏」ではなく、「質素」な生き方の重要性がわかります。
お金があまりに好きな人たちは、政治の世界から出て行ってもらう必要があります。彼らは政治の世界では危険です。
〇日本の政治家の何人が残る事が出来るでしょうか。
世界は、地球全体、グローバルな法整備をする能力に欠けている」本来すべてをカバーすべき政治が弱体化しているからです
〇世界中は新型コロナウイルスに翻弄されているのも、政治が弱体化しているからと思えます。
まとめ
ホセさんは聖人君子みたいな善人か。と言われるとそうじゃないと思います。逆に普通の人だからこそ、弱者の立場に寄り添えるのではないかと思いました。
節度があり礼儀正しかったかと言われると、失言などもあったそうなので、どちらかと言えば、粗野な人なのかも知れません。
だからこそ、他の政治家にはできない事を実現出来たのではないかと思いました。
英雄ではなく、人間らしいからこそ、国民に人気があったように思いました。
私自身もホセさんが嫌う「消費主義」の面があると思いますので、これからは「本当の幸せ」を考えて、行動したいと思いました。
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