- お父さんとお母さんは、いつも命令口調で、自分の話を聞いてもらえない。
- 学校の先生に友達との事を相談しても、「自分が変わらないといけない。」と言われて、相手にしてくれない。
- 友達と一緒にいるけど、なぜか浮いてしまって、いつの間にか一人でいる。

こういう経験があって、「寂しい」と感じている人は多いと思います。また、「自分が何かをやったから」ではなく、「周りの環境から起こる」事が多いと思います。
孤立や孤独で「寂しい」と感じても、元気に楽しく生きているようになりたいなぁ。と思っている人におすすめの本があります。
せつなさと人の強さ、そして平凡の中にある自然の美しさから悩みを解決していく、作「齋藤真行さん」、絵「さいとうれい」さんの「だれもわたしを愛していない」です。
孤独、孤立感の表現が赤裸々で「そういう悩みは本当につらいなぁ」と共感出来るところから始まり、主人公の女性が立ち直っていく物語です。
「齋藤さん」と「さいとうさん」の本を読むのは、これで2冊目になります。前の作品は「ぼくにはなにもない」でした。中年の男性が主人公のお話でしたが、今回は、女性が主人公のお話になります。
(参考)「ぼくにはなにもない」の投稿をご紹介します。
こんな人におすすめ
主人公と同じように、「孤独」や「孤立」で悩んでいる人、友達関係、学校、職場などで、がんばっているけど、気が付けば「寂しさ」を感じている人におすすめしたいと思います。
女性だけでなく、男性でも同じように悩んでいる人は、共感できる事が多いと思います。
今回ご紹介する本
私は、「Amazon kindle unlimited」の読み放題で読みました。Amazon kindle unlimited会員の人、読み放題プランに興味のある人は、「Amazonで見る」からご確認ください。
「だれもわたしを愛していない」の内容
主人公の女性の境遇は、あまり温かい家庭環境とは言えないものでした。
- 両親仲が悪く、子供目線での気持ちが両親とも薄く、温かい家族環境とは思えなかった。
- 学校の先生の行動にも不信感があり、先生を頼れる存在とは、感じられなかった。
- 友達と楽しく過ごしたいので、がんばって友達と一緒にいるようにするけど、気が付くと一人になっている。
そんな女性の気持ち、そして悩みが、赤裸々に表現されています。
そんな女性が、「誰かに愛されたい」でも「誰にも愛されない」という悩みを、解決して、前に進んでいって、幸せになっていく話です。
まとめ
前作もそうでしたが、今までの人生で、少なからずみんなが感じた事がある「寂しい」という感じが、赤裸々に表現されていますので、本当に共感出来る事が多いです。
その女性が、死に場所を探してさまよっている時に、自然から学んだ大事な事で立ち直っていくところが、ただただ深くて、考えさせられます。
そして、女性が悟った内容は、本当に素晴らしい内容です。
特に寂しさ等感じていない人も、共感できる事もあると思いますし、今回の作品も、10分くらいで読めるボリュームなので、どんな人にも一度読んでいただければ良いなぁ。と思います。
せつなさと人の強さ、そして平凡の中にある自然の美しさから、孤独な自分の状況を解決していく、本作品を同じように感じている人の参考にしていただければ幸いです。
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