
これからの新しい生活様式では、「余暇を楽しむ」事が難しくなっていると感じている人は、多いと思います。
また、現役世代だけでなく、高齢者の人の楽しみも少なくなっているように思いますし、不安を感じている人も多いと思います。
- コロナ過のため、人とのつながりが減った。
- 老後の生活資金に不安がある。
- 仕事を退職した後、何を楽しみに過ごしたら良いか不安を感じる。
そんな中でも、「自分にとって居心地の良い時間を過ごす」事はとても大事で、それが「穏やかな毎日を過ごす」事「穏やかな人生」につながると思います。

そんな考え方の参考になりそうな本を見つけました。
「60歳からを楽しむ生き方」という題名に惹かれて、読み始めましたが、「フランス人の楽しくて豊かでおおらかな人生を歩む生き方」が、今の生活には、とても参考になると感じました。
日本人の良さと、フランス人の良さを上手く取り入れたら、もっと自分の人生が楽しくなりそう。と感じましたので、「60歳からを楽しむ生き方 フランス人は老いを愛する」をご紹介します。
こんな人におすすめ
フランス文化が好きな方、フランス人の生き方、フランス人の働き方に興味がある人には、本当に参考になると思います。
そして、「新しい生活様式をどう過ごしたら良いか」悩んでいる人にも、参考になると思います。
今回ご紹介する本
私は、「Amazon kindle unlimited」の読み放題で読みました。Amazon kindle unlimited会員の人、読み放題プランに興味のある人は、「Amazonで見る」からご確認ください。
本の内容
著者の賀来弓月さんは、外交官として沢山の国の文化などに精通しておられます。また、定年後にフランスの高齢者施設でボランティア活動に従事しておられて、そういう経験から考える「高齢に対する考え方」、「高齢になる前の準備」、「穏やかな高齢化社会の過ごし方」が紹介されています。
「フランスには老いを「人生の実りと収穫の秋」と考える文化がある」という言葉のとおり、日本人の高齢者の人と比べて、自然で人間味のある高齢化社会の「過ごし方」と「思い」が紹介されています。
フランス人の生き方と日本人の生き方の違いから考える
日本でも老後の準備は、現役世代から、考えるとは思うのですが、日本人は、金銭的な不安が大きいので、「老後の準備=資産形成」が主になっていると思います。
フランス人は、定年退職後といえども、いつでも生き方を変えることはできると考えて、定年退職の5年くらい前から準備移行期間として、働きながら、それまでの日常の生き方をだんだんと変えていく。その時のためのスムーズな準備が紹介されています。
老いについて考える
老いは、世界中のどんな人でも、心身は衰えて、ある意味「試練」に感じる事と思います。
そんな中でも、フランス人の「年をとりながら、生きる喜びを見つけましょう」という考え方や行動が紹介されています。
また、本書は、老いや生き方等に対する事について、哲学者やフランスのことわざ等と一緒に紹介されていますので、とてもわかりやすいです。
まとめ
フランス人の「今現在を生きる楽しみの連続の先に、定年後や老後の楽しみがある」という生き方と「現役の時は、頑張って仕事して定年して初めて人生を楽しもう」とする日本人の考え方は、「定年後を楽しむ」というところは同じでも、「大きく違うなぁ」という事に、本書を読んで気付きました。
これからは、「日常生活の<当たり前のことがら>や<小さなこと>の中に生きる喜びを見いだして、定年後のために「現在の生活」を犠牲にしないように、自分の足元にある小さな幸せを大切にして、楽しくて心豊かな人生を過ごしたいと思いました。
また、「新しい生活様式」で最近は、家から近いところにある「落ち着く場所」や「楽しめる場所」を大事にして、近場でのんびり楽しむ方法を考えるようになりました。
みなさんの「新しい生活様式」の中でも、「現在の生活」を犠牲にしないで、「定年後を楽しむ」考え方の参考になれば幸いです。
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