【東野圭吾おすすめ小説】読み始めたら止まらない小説|素敵な日本人

素敵な日本人5.おすすめ小説
著者「東野圭吾」作品名「素敵な日本人」

東野圭吾さんの作品は、ガリレオシリーズや加賀シリーズ等の長編シリーズ作品もありますし、白夜行等の長編作品、そして短編集も沢山出版されています。

ガリレオシリーズは、短編集からスタートして、その後「容疑者xの献身」「真夏の方程式」「沈黙のパレード」等の長編作品も出版された作品もあります。

私は、東野圭吾さんの長編作品も、とても深い作品で好きですが、短編集は、奇知にとんだ物語が編集されていて、短編集も大好きです。

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今回ご紹介するのは、東野圭吾さんの素敵な短編集です。

「素敵な日本人」は、短編が9編収録されている作品で、どの話も最後に「えぇ~」という言葉が飛び出すような、日常にありそうでなさそうな非日常的と言えば非日常的な、珠玉の話ばかりでした。

そんな東野圭吾さんの短編集「素敵な日本人」をご紹介します。

東野圭吾さんの紹介

東野圭吾さんは、最初から作家として活動しておられた訳ではなく、大学卒業後は、デンソーに勤務しながら、兼業作家として作家活動を開始され、その後デンソーを退職し、専業作家になったそうです。

日本を代表する作家さんで、初期の作品「放課後」から江戸川乱歩賞に受賞される等、数々の賞を受賞し、映画、ドラマの原作も多数出版されています。

私は、マンガは良く読んでいたのですが、子供が出来てからは、なぜかマンガを読まなくなり、その後「小説でも読んでみようかな」と思ったときに図書館で「放課後」を借りたのが、東野圭吾さんの作品との出会いで、そしてとても好きになりました。

東野圭吾さんの作品は、活字に慣れていない人にも読みやすい作品なので、初めて小説を読もうと思っている人におすすめしたいと思います。

今回ご紹介する本

「素敵な日本人」のあらすじ

日本人に馴染み深い題材の話が4編と、ミステリ5編の9編が収録されています。

〇正月の決意

思いがけず元日早々事件巻き込まれた夫婦が、ある意味警察や町長、教育長の人柄のおかげで、ある決意をします。

正月早々の事件、それに巻き込まれた夫婦。最後に「良かった」と思った作品でした。

〇十年目のバレンタインデー

昔付き合っていた女性から、10年ぶりにバレンタインデーに「逢いたい」と連絡があります。

良い事ばかり考える男性、固い決意の女性。最後に「なるほど」と思える作品でした。

〇今夜は一人で雛祭り

妻がなくなった男性の一人娘に、田舎の名家の跡取りと婚約します。

心配するお父さん、大丈夫という娘、そして、ひな人形にまつわる真実。

最後に、「ほっこり」とした作品でした。

〇君の瞳に乾杯

コンパで知り合った女性は、おしゃれなカラコンをつけた私生活を明かさない、ミステリアスな女性でした。

アニメ好きな男性と女性。最後に「そういう事か」と思える作品でした。

〇レンタルベビー

本物そっくりな赤ちゃんロボットをレンタルしたカップルが、子育ての疑似体験を経験します。

レンタルベビーと今まで何でも経験してきた女性。最後に「えぇ~」とびっくりした作品でした。

〇壊れた時計

お金のためにブラックビジネスを引き受けた男性。依頼中に腕時計が気になってしまいます。

ブラックビジネスと男性、そして腕時計。最後に「そうだよね」と思った作品でした。

〇サファイアの奇跡

神社で飼っていた猫が車にはねられて、亡くなってしまい、悲しむ少女。サファイア色の猫の繁殖しようとするブリーダー。全く関係ない少女とサファイア色の猫との関係。

最後に「良かったね」と思える作品でした。

〇クリスマスミステリ

クリスマスの夜に起こる不思議な事件の物語です。

有名な俳優の男性、有名な女性作家。最後に「怖いな」と思った作品でした。

〇水晶の数珠

アメリカで俳優を目指して感動同然で家を飛び出した男性と、癌で余命が短い当主のお父さんとの不思議な出来事です。

ひとり息子とお父さん、そして水晶の数珠。最後に「そういう事か」と思える作品でした。

まとめ

1話目の「正月の決意」の話で、夫婦の行動にとても感動して、本書に惹き込まれました。

そして、一番びっくりしたのは、「レンタルベビー」でした。

最後に「そうだったんだ」と笑いと驚きがある作品です。

「今夜は一人で雛祭り」も、寂しい中にも人間の力強さを感じられる作品で、とても良かったです。

「素敵な日本人」という作品名に、間違いはないと思える1冊でした。

1日の終わりに、1話ずつ読んで、締めくくるのもいいですし、一気に読んで、一気に浸るのも良いかも知れないです。

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