【東野圭吾おすすめ小説】読みやすいミステリー小説|沈黙のパレード

「沈黙のパレード」5.おすすめ小説
著者「東野圭吾」作品名「沈黙のパレード」
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もし、こんなミステリー小説をお探しのようでしたら、東野圭吾さんのガリレオシリーズがおすすめです。

  • 超常現象を科学的に分析して解決するストーリー
  • 人の思惑が複雑に交錯した事件を論理的に解決するストーリー
  • 悲しい容疑者の気持ちまで汲んで解決するストーリー

ガリレオシリーズは、天才物理学者の「湯川学さん」、通称ガリレオと、大学時代の友人の刑事さん「草薙俊平さん」そして同僚の刑事さん「内海薫さん」の3人で、超難解な事件に挑むミステリー小説です。

ガリレオシリーズの面白さは、まず「超難解なトリック」にあると思います。

そして、その「超難解なトリック」を科学の知識によって解決したり、人間心理等を論理的に推理して解決するところにあります。

それは、読む人に「驚きと感動」を強烈に感じさせてくれます。

今回ご紹介する「沈黙のパレード」は、ガリレオシリーズの最新作で、「容疑者Xの献身」や「真夏の方程式」と同じ長編作品です。

  • 今回の作品の容疑者は、「普通の人達」
  • 被害者は、その普通の人達が「憎悪する殺人者」
  • 複雑に絡み合った事件の真相を、科学の知識と論理的な推理によって解決させます。

東野圭吾さんのご紹介

東野圭吾さんは、最初から作家として活動しておられた訳ではなく、大学卒業後は、デンソーに勤務しながら、兼業作家として作家活動を開始され、その後デンソーを退職し、専業作家になったそうです。

日本を代表する作家さんで、初期の作品「放課後」から江戸川乱歩賞に受賞される等、数々の賞を受賞し、映画、ドラマの原作も多数出版されています。

私は、マンガは良く読んでいたのですが、子供が出来てからは、なぜかマンガを読まなくなり、その後「小説でも読んでみようかな」と思ったときに図書館で「放課後」を借りたのが、東野圭吾さんの作品との出会いで、そしてとても好きになりました。

東野圭吾さんの作品は、活字に慣れていない人にも読みやすい作品なので、初めて小説を読もうと思っている人におすすめしたいと思います。

今回ご紹介する本

「沈黙のパレード」のあらすじ

事件の発端は、3年前に行方不明のみんなに愛されていた食堂の看板娘が、全く別の場所の家事で消失した家から、遺体となって発見されるところから始まります。

容疑者は、昔「少女殺害事件」で逮捕されましたが、無罪となった男でした。その時の事件を担当したのは草薙さんです。

今回の事件も草薙さんが担当し、遺族を悲しませないように、必ず逮捕しようと奮闘しますが、今回も証拠不十分で釈放されてしまいます。

さらに傲岸不遜のその容疑者の男は、堂々と遺族たちの前に現れたことで、犠牲者の娘さんを愛する町の人たちの中に、より深い憎悪の気持ちが生まれます。

そして、町のパレード当日に、容疑者が遺体で発見されます。

  • 捜査を進めますが、その殺害方法、アリバイトリックは、謎に包まれたまま日にちだけが、過ぎていきます。
  • そして、この超難解な事件に突き当たった草薙さんは、ガリレオこと友人の物理学者の湯川さんに助けを求めます。
  • それから3人は、二転三転しながらも、事件の真相に近づいていきます。そして、事件はとても意外な結末を迎えます。

「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」と同じように、哀しい容疑者に対する3人の気持ちと行動に感動しました。

事件の真相が明かされるたびに惹き込まれていく、素晴らしい作品です。

まとめ

「ガリレオは、変わり者」というキャラクターだと感じていましたが、今回の作品は、人情味のあるキャラクターで、他の作品以上に気持ち良く読み進めました。

大学の同期の草薙さんを助けるために、普段は、あまり行かない雰囲気のお店で食事をしたり、容疑者であり、被害者でもある町の人たちに親身になっている姿等、読んでて感動しました。

私の大好きな作品「容疑者Xの献身」のエピソードも少し出てきた時に、ますます思い入れが強くなりました。

東野圭吾さんの作品は、私が初めてミステリー小説を読もうと思った本です。

その理由は、活字に慣れていない人でも、読みやすい。というところからでした。

本作品も、奥深く、二転三転するストーリーですが、読みやすく理解しやすかったので、同じように活字に慣れていない人にも、おすすめします。

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