- みんなが嫌がることを前向きにがんばります。
- 友達に声を掛けて、前向きにみんなと遊びます。
- 趣味を見つけて、前向きに楽しみます。
- 美味しい食事を楽しんだり、素敵な人と付き合ったり、前向きにがんばります。
ここでいう「前向きにがんばる」とは、「何事にも積極的に」という意味で考えています。
「何事も積極的にがんばると、沢山の経験が出来て、沢山の楽しい事があって、元気になっていく」という事かな。と思います。

でも、前向きにがんばっても満足できなかった時には、どうなるのでしょうか。
何をやっても無力感を感じて、満足出来ない。
自分の心に「ヒューヒュー」と冷たい風が吹いているような、「寂しさ」「やるせなさ」をいつも感じている。という事はありませんか。
そんな心の中に「ヒューヒュー」と吹いている冷たい風を、上手く自分の内面を整理して、本当の意味での前向きな生き方をしてみませんか。

そんな「何をやっても無力感を感じて、満足出来ない。」事を「おれにはドーナツみたいな穴があいている」という表現で、まとめられている本があります。
齋藤真行さんの文と、さいとうれいさんの絵の作品「おれにはドーナツみたいな穴があいている」です。
大人の絵本みたいな作品で、10分くらいで読めるボリュームの作品になります。
ドーナツが主人公の作品で、ドーナツの生き方、悩みに共感できる人も多いと思いますので、「前向きな考え方」の参考になると思います。
こんな人におすすめしたい
〇何をやっても「無力感」を感じて悩んでいる人
〇気が付けば「寂しさ」「やるせなさ」を感じている人
「前向きな生き方」ってどんな考え方なんだろう。という悩みに対する「1つの答え」が、これからの参考になると思います。
今回ご紹介する本
私は、「Amazon kindle unlimited」の読み放題で読みました。Amazon kindle unlimited会員の人、読み放題プランに興味のある人は、「Amazonで見る」からご確認ください。
本の内容
何をやっても満足出来ない。がんばっても「無力感」を感じている事を「ドーナツの穴にヒューヒューと風が通っていく」感じで表現されています。
そして、風が通っていくと「自分の中が寒いから」穴をふさごうと考えて、行動します。
- 美味しいものを沢山飲み食いします。
- みんなが喜ぶ事、嫌がる事をがんばって、みんなにほめてもらいます。
- 友達を作って、楽しく遊んだりします。
- 素敵な女の子と付き合います。
- 楽器を弾いたり、スポーツをしたり、自分の楽しみを満喫します。
それでも、穴はふさがりませんでした。
そして今までの事を振り返り、世界を見渡して、主人公は、穴の正体に気づきます。
ドーナツは、もう風が通っても寒くなりません。逆に夜風が気持ち良く感じます。
まとめ
「齋藤さん」と「さいとうさん」の本を読むのは、3冊目になります。
前に読んだ本は、中年の男性が主人公のお話と、女性が主人公のお話でしたが、今回はドーナツが主人公です。
斎藤さんとさいとうさんの作品は、少なからずみんなが感じた事がある「寂しい」「無力感」等を上手く表現されていて、最後には「あぁこれで良いんだ」と思える作品なので、読んだ後に、心のザワザワが落ち着いて、温かくなります。
「自分の中を通っていく冷たい風」の正体は人それぞれかも知れません。私が感じたのは、「望みを叶えるために頑張って、望みは叶ったのに、あんまり喜べなかった時の無力感」かな。と感じました。
そして、最後にドーナツが感じた事で、「なんだ、気にしなければ良かったんだ」と気付きました。
多分、これからも感じるであろう「風が通っていく時」に対して、備える事が出来そうです。
何をやっても無力感を感じて、満足出来ない。「寂しさ」「やるせなさ」を感じている。人に、本当に意味での「前向きな生き方」の参考になる作品です。
「齋藤さん」と「さいとうさん」の他の作品もご紹介しますので、参考にして下さい。
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