【東野圭吾おすすめの小説】極上のミステリー|祈りの幕が下りる時

祈りの幕が下りる時5.おすすめ小説
作者「東野圭吾」作品名「祈りの幕が下りる時」

東野圭吾さんのシリーズは、加賀恭一郎が活躍する「加賀シリーズ」、物理学者の湯川学さんが活躍する「ガリレオシリーズ」等があります。

どちらも、難事件を解決するミステリー小説で、その事件の内容と主人公の洞察力に驚嘆する作品です。

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本作品は、 加賀シリーズの最新作であり、シリーズ最大の謎が決着する作品です。

加賀シリーズは、事件解決に向けて、人間味のある捜査で加賀恭一郎さんが活躍するストーリーと、加賀恭一郎さんの複雑な家庭環境の2つのストーリーがあります。

本作品は、「事件」と「家庭問題」が、同じストーリーで展開していく、今まで以上に濃い内容の作品です。

加賀恭一郎の母親はなぜ家を出たのか。そしてそれからどうしていたのか。

加賀本人が一番知りたかった謎が決着する東野圭吾さんの「祈りの幕が下りる時」を読んだ感想を紹介します。

東野圭吾さんの紹介

東野圭吾さんは、最初から作家として活動しておられた訳ではなく、大学卒業後は、デンソーに勤務しながら、兼業作家として作家活動を開始され、その後デンソーを退職し、専業作家になったそうです。

日本を代表する作家さんで、初期の作品「放課後」から江戸川乱歩賞に受賞される等、数々の賞を受賞し、映画、ドラマの原作も多数出版されています。

私は、マンガは良く読んでいたのですが、子供が出来てからは、なぜかマンガを読まなくなり、その後「小説でも読んでみようかな」と思ったときに図書館で「放課後」を借りたのが、東野圭吾さんの作品との出会いで、そしてとても好きになりました。

東野圭吾さんの作品は、活字に慣れていない人にも読みやすい作品なので、初めて小説を読もうと思っている人におすすめしたいと思います。

今回ご紹介する本

「祈りの幕が下りる時」のあらすじ

第1の事件は、東京のアパートの1室で亡くなってから長期間経過した女性の遺体が、発見されます。

第2の事件は、アパートからそんなに離れていない場所で、浮浪者の焼死体が発見されます。

この二つが、事件の発端です。

加賀恭一郎さんとの第1の関係は、アパートの1室に掲示されていたカレンダーに、母親の遺品にも書かれていた日本橋周辺の橋の名前があった事でした。

そして、第2の関係は、亡くなった女性は、東京の幼馴染の演出家に会いに来ていましたが、その演出家と加賀恭一郎さんは、以前剣道教室で会った事がありました。

一見すると関係がなさそうな事件ですが、加賀恭一郎さんの推理力で真相に向かっていきます。

事件の内容も今までにないほど複雑ですが、それに加賀恭一郎さんの謎も絡み合うシリーズの中で一番驚きと感動のミステリー作品です。

まとめ

加賀シリーズは、「眠りの森」「赤い指」の時の加賀恭一郎さんの優しさ。「新参者」「麒麟の翼」の加賀恭一郎さんの深い洞察力。

加賀シリーズは、事件の真相の驚きと人間味のある加賀恭一郎さんの感動がありました。

本の作品も、同じく最上級の驚きと感動の作品でした。

特に、今まで謎になっていたお母さんが、前半に出てきた時に、まず「ただ事ではない作品」と思いましたが、読み終わったあとに「良かった」と思える作品です。

個人的には、「卒業」の時の荒削りな加賀恭一郎さんも好きですが、加賀シリーズを読んだ事ない人にも、すぐに読み進められる作品と思いますし、東野圭吾さんのファンの人も、そうでない人にもおすすめしたいと思います。

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