- 毎日、仕事に追われて、長時間労働が続いているのに、誰にも相談出来ない。
- 「孤独だ」と感じて、とても悲しくて辛いのに、誰にも相談出来ない。

心身ともに疲れて「もう泣きたい」というくらいに、メンタルが弱っている時があると思います。 本当は心の底では、いっぱい他の人に話を聞いてほしいのに、本音を飲み込んでしまっている時があると思います。
「泣きたいほど辛い時には泣いていい。」と思います。そして、泣くことによって、ストレスが解消され、少し楽になれると思います。泣きたいほど辛い時には、「涙活」してみませんか。
「涙活」とは、著者の寺井広樹さんが初めた活動で、「意識的に泣く事で、ストレス解消を図ろう」とする活動の事です。
寺井さんは、悩みを抱えている人等、「泣いてスッキリしたい人に集まってもらい、泣ける話を聞いていただく」という涙活のセミナーを開催されているそうです。
そんな「涙活」の本、寺井広樹さんの「人生の大切なことに気づく奇跡の物語」をご紹介します。 本書は、その「涙活セミナー」の参加者のエピソードの中から「39の感動的なお話」が紹介されています。

泣いて全てが解決するほど、世の中は甘くは無いと思いますが、辛いけど、誰にも相談しないで、我慢している人に、本書のエピソードを読んでいただくと、心が温かくなり、少しは気持ちが楽に、そして前向きになっていただけるかも知れません。
こんな人におすすめ
〇辛いけど、誰にも相談しないで、我慢している人
〇コロナ禍で、外出自粛によのコミュニケーション不足や経済的な理由等で、ストレスを感じている人
心が温かくなり、少し楽に、そして前向きになっていただけると思います。
今回ご紹介する本
本の内容
「涙活」の生みの親、寺井広樹さんが活動されておられます「涙活セミナー」参加者のエピソードから「39の感動的なお話」がまとめられています。
哀しい経験から、立ち直った話。人の優しさや思いやりに感動するお話。微笑ましくて楽しい話。等沢山のお話が紹介されています。
冒頭とあとがきに、寺井さんの「涙活セミナー」の活動内容も紹介されています。
気になったエピソードと感動したエピソード
「39の感動的なお話」の全てに感動したのですが、その中でも私が気になったエピソードは「19.優しさの後悔」でした。
息子さんが、お母さんのために、良かれと思ってやった事が、逆にお母さんを悲しませる事になった事を、後悔されているエピソードでした。
同じ境遇になったら、「私も同じ事をするかも知れないなぁ。」と思いましたが、今回のエピソードを読んで、「優しくされて、嬉しくない人はいないはずなので、恥ずかしがらずに、人に優しくしよう。」と思いました。
微笑ましくて、感動したエピソードは、「25.おばあちゃんの宝物」でした。
何歳になっても、相思相愛のおばあちゃんとおじいちゃんに、胸の奥がかゆくなるくらい、温かくなりました。
まとめ
本の帯に「39回泣きました。」とある事から「哀しい話」が多いのかな。と思ったのですが、「哀しい話=泣ける話」だけではなく、「感動的な話を聞いて、感動して泣こう」というお話も沢山ありました。
「明日笑うために、今日泣こう」という言葉が紹介されていましたが、本書は「こういう気持ちになる事か。」と共感出来ました。
直接悩みを解決する事は無いと思いますが、「心が温まる感動するお話」を読んで、泣くことによって、ストレスが解消され、スッキリして「よりよい明日へのスタート」がきれそうな気持ちになれると思います。
コメント