仕事していると、上手くいかないこともありますし、失敗することもあります。
それが、重なってしまって、酷く自己嫌悪に陥って、全てを投げ出して逃げ出したくなることもあると思います。
「1人の責任ある社会人でありたい。」と思うからこそ、悩んで、苦しんで、自分を追い込んでしまうことがあります。
- そういう心理状態になった時に何をして欲しいですか。
- この状況から抜け出すための対処法を知りたいですか。
- それとも、「なぜこうなったのか」という心理的要因を知りたいですか。
私が思うのは、「共感と優しさ」だと思います。
「社会人として、仕事から逃げるのは無責任と思われないかな。」と心配している人に「逃げても大丈夫。逃げるのではなく、今の状況から一旦脱出するだけだから」と言ってあげたいと思います。
今回ご紹介する本は、小池一夫さんの「だめなら逃げてみる。自分を休める225の言葉」です。
小池一夫さんは、漫画の原作者としてご存じの人も多いと思います。他にも脚本家や小説家など、出版業界全体でマルチにご活躍されている人です。そんな小池一夫さんの晩年の作品に、ご自身のTwitterの投稿をまとめた作品があります。
フォロワー数83万人以上のTwitterの名言をまとめた作品を、3冊出版されていて、本作品は2番目に出版された本です。
「時には逃げてみる。」「時には頑張ることを休んでみる。」「時には忘れてみる。」そして、「逃げ出した自分を責めずに、ゆっくり休養する。」ことの大切さを225の共感と優しさあふれる言葉で語られている作品です。
小池一夫さんの言葉がまとめられた本書は、疲れた体に効いて、ストレス解消、悩み解決につながる心の本です。
スッと心に入ってくる言葉は、何度も繰り返し読みたくなります。

小池一夫さんのTwitterは、フォローしていなかったのですが、3番目の「自分のせいだと思わない。」を読んで感動して、本書も購入しました。
こんな人におすすめ
仕事や職場の人間関係などで悩んでいる人、何をやっても上手くいかなくて、逃げ出したくなっている人、でも「何とかしないいけない。」「このまま逃げたら社会人として無責任だ」と自分を追い込んでいる人に読んで欲しいと思います。
本書は「逃げ出さないのは、立派なことですが、逃げなくてはいけない時はきっとある。」そして「逃げた自分を責めないようにする。」ための気持ちの整理、今起こっている事の受け止め方など、を小池一夫さんの共感と優しさのある言葉で語られています。
225の言葉で紹介されていて、1時間くらいで読めるボリュームなので、今疲れていて、何もする気がおきない人にも読んでいただけると思います。


私は、愛読書として身近において、繰り返し読んでます。読むと今抱えているストレスがリセットされます。
今回ご紹介する本
本の内容と感想
小池一夫さんの思いがこもった225の言葉が紹介されています。
「だめなら逃げてみる。」と言われると、「それは無責任だ」とネガティブに考える人もいらっしゃると思いますが、頑張りすぎて、心が壊れて、何年も治療するより、心が壊れる前に逃げた方が良い場合もあると紹介されています。
その時の行動は「逃げ」ではなく、「脱出」だと、そして、「休息」して、正しい方向に一歩踏み出すための、気持ちの整理方法が紹介されています。
1.不安と悩みについて【だめなら逃げてみる】
2.自分自身について【鈍感になるな、限界を知れ】
3.人との繋がりについて【誰かの望む人間になる必要はない】
4.思考と行動について【自分の役割はもっと自由でいい】
5.生きることについて【言い訳する人生はもうやめた】
6.前に進むことについて【いっそやってしまったほうが楽】
7.幸せについて【それだけで十分】
仕事をしているといつも感じているのが「失敗即アウト」というプレッシャーの中で仕事しているための、精神的な疲れとしんどさです。
そして、「年齢相応にここまでは、できないといけない。」とか「私もできたから、あなたもできます。」という個性や能力とは関係ない評価に、とまどうこともあります。
でも、こういう職場や社会は簡単に変わることは無いので、結局のところ「自分の気持ちを上手に整理した方が良い」と感じていました。
そんな時に出会ったのが小池一夫さんの本で、「共感」と「優しさ」にあふれていると思います。
また、「癒し」や「慰め」だけではなく、「こういう風にした方が良い」という前向きな言葉もありますので、休息から再生への第一歩につながる本だと感じています。
まとめ
小池一夫さんの「だめなら逃げてみる。自分を休める225の言葉」を紹介しています。
小池一夫さんは、フォロワー数83万人以上のTwitterを運営していました。そのTwitterの名言をまとめた作品を、3冊出版されていて、本作品は2番目に出版された本です。
「時には逃げてみる。」そして、「逃げ出した自分を責めずに、ゆっくり休養する。」ことの大切さを225の共感と優しさあふれる言葉で語られている作品です。
小池一夫さんの言葉がまとめられた本書は、疲れた体に効いて、ストレス解消、悩み解決につながる心の本です。「逃げ出したらいけない。」と自分を追い込んでいる人に読んで欲しいです。
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