
- 何かをやる前に「出来ない」と決めつけてしまう。
- 友達と自分をすぐに比較してしまう。
- 自分の考えで行動しようとしない。いつも周りに合わせようとする。等
大人にも当てはまると思いますが、「自己肯定感が低い人」の行動だそうです。
自己肯定感の概要
自己肯定感とは、「ありのままの自分を肯定する、好意的に受け止めることができる感覚」のことです。他人と比較するのではなく、そのままの自分を認め、尊重し、自己価値を感じることができる心の状態を指します。人間関係やパートナーシップ、仕事や自己実現においても、自己肯定感が土台となり、幸福に大きく影響する感覚です。
https://survey.lafool.jp/mindfulness/column/0075.html
自己肯定感が高いと、少々の失敗やミスをしても、前向きになってすぐに立ち直れる人間になれると思いますし、どんな事でもアクティブにチャレンジする人間になれると思います。
そして、自分の欠点も含めて、自分の事が大好きでそれが「生きる喜びにもつながり、今の自分で良いんだ。自分は必要とされる人間なんだ」という自分の存在への自信にもつながると思います。

私は、子供達が「自己肯定感が高い大人」になるように、育って欲しいと願っています。 「自分の子供が、一人で考えて、一人で出来る大人になるための子育て」の参考になる本をご紹介します。
菅原裕子さんの「子供の心のコーチング。一人で考え、一人でできる子の育て方」です。
- 子供達へのほめ方が、間違っていた事。
- 子供達への動機付けの方法が、間違っていた事。
- 子供達への怒り方が、間違っていた事。
「親の子育てへの気付き」になる本で、私自身も間違った子供達への接し方の気付きになりました 。
こんな人におすすめ
〇幼稚園くらいのお子さんをお持ちの人は、是非とも読んで欲しいと思います。
子供がそのくらいの年齢の時に読むと、一番参考になると思います。
〇子供の年齢に関わらず、子供の行動や言動でお悩みの人にも、おすすめしたいです。
本書にある「子育ての成績表」は大変参考になりますし、悪かったところに気付いて、もっと素晴らしい子育てにつなげていけると思います。
今回ご紹介する本
私は、「Amazon kindle unlimited」の読み放題で読みました。Amazon kindle unlimited会員の人、読み放題プランに興味のある人は、「Amazonで見る」からご確認ください。
「子供の心のコーチング」の内容
菅原裕子さんは、「ハートフルコミュニケーション」という「子供の生きる力を開発しよう」とする活動を長年行っている人です。
本書は、その中で培ってきた「一人で考え、一人で行動出来る」子供達を育てるためのアドバイスがまとめられている本です。
この1冊で、「子育ての方法」や「子育てするための思い」また、「子供達の本質」等がわかり、「子供が幸せになる子育て」がどういう子育てなのか、わかると思います。
私が本書を読んで気付いた事
本書を読んで気付いた「私の気付き」をご紹介します。
〇長女から学校の悩みを相談された時の話です。
「友達が自分の絵の事をほめてくれない。なんでほめてくれないのかな。」と結構、イライラした感じで相談された事がありました。
(私の気付き)
これは、私達が間違ったほめ方で育てた事が、影響していると気づきました。
「ほめて育てる」は、正しいと思っています。でも、長女という事もあって「間違ったほめ方」と「甘やかし」をしていたようです。
結果、本来育つべき「自己肯定感」を育ててあげられなかったと感じました。
〇休日の朝の子供達の事です。
自分の行きたい場所に行く時は、自分から早起きするのですが、それ以外の時は、起こされるまで起きない。というのが休日の朝の光景です。それ以外にも、ご褒美が無いと、行動しないところがあります。
(私の気付き)
これは「子供の動機づけ」のために「ご褒美」を約束して、「出来たらご褒美をあげる」という子育ての影響があると気づきました。
「最初は、どんなきっかけでも、やってくれたら良いし、それで習慣になったら良いか」と思っていたのですが、子供の「本当のやる気」が身につかない方法であったと感じました。
〇三女の事です。
何かにチャレンジするより、安全な状態にいる事の方を選ぶ傾向があるようです。
本人もチャレンジしたいのですが、出来なかったり失敗する事をを恐れて、踏み込めないようなところがあります。
「自分は、出来ることが少ないから、不安の無い安全な環境にいたい」というふうに考えてしまうようです。
(私の気付き)
三女は、おっとりしていて、どちらかというと行動が遅い方ですが、その子供の個性を理解しないで、「いい加減にしなさい」「早くさっさとしなさい」等の「禁止語」や「命令語」を使った事で、子供の内面に「否定的なセルフイメージ」を作ってしまった事が影響している事に気づきました。
また、三人とも怒られないために、部屋の片付けをする。怒られないために、親に言われた事をやる。という行動が目立ちます。
これは、「怒り方」に問題があったと思います。その結果、「怒られないために」という後ろ向きな行動を取るようになったと気づきました。
私が本書を読んで「子供達のためにがんばる」と決めた事
それでも、気付いた時点からスタートしたら良いと、本書にも紹介されていましたので、これからの事を考えてみました。
参考になるかわかりませんが、ご紹介したいと思います。
〇まず、子供たちとの「適度な距離感」を意識したいと思います。
〇その「距離感」とは、「子供をヘルプ」する行動から、「子供をサポート」する行動に変えていけるようになるためのものです。
〇「子供に嫌われたくない。」という考えがどこかにあって、「甘やかし」につながっていた事もあると思いますので、「ほめる」事をやめるわけではなく、大人目線でしっかり「アドバイス」もしていきたいと思います。
そして、「ほめられて動く」ではなく、「人の役にたつ」事の喜びを教えたいと思います。
まとめ
本書を読んだ感想を率直にお伝えすると「もっと早くに読みたかった。」と思いました。
頑張って子育てしてきたつもりでしたが、子供が高校生になって、友達との事などで、相談されても、上手く相談にのってあげる事も出来ず、下の子達の悩み事も、わかってあげる事が出来なかったからです。
本書に「子育てとは、親が自分の気持ちをいかに言葉豊かに伝えるかを学ぶチャンスです。」と紹介されていました。
私はこれから、子どもの中に「人の役に立つ喜び」の種を植える事が出来るよう頑張りたいと思います。
子供達が「自己肯定感が高く、一人で考えて、一人で何でも出来る大人」になるために、一度自分の子育てを振り返ってみませんか。
子供達と親の将来のために、「子供達が、自己肯定感が高い人間になるために」今できる事がわかると思います。
「しつけ」や「子供たちとの接し方」の考え方だけでなく、「子供が朝自発的に起きれるようになる方法」や「親の成績表」等、具体的な内容も紹介されていますので、本当に子育ての参考になる1冊です。
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