【癒しの本おすすめ】寝る前に程よく読めるような内容の「宇宙の話」

夜、寝る前に読みたい宇宙の話2.癒しの本
著者「野田祥代」作品名「夜、寝る前に読みたい宇宙の話」

「月は毎年3cmのペースで地球から遠ざかっている。」そうです。

満月と太陽を見比べたときの「見かけの大きさはほとんど同じ」です。太陽は月よりも400倍大きな巨大天体ですが、地球からの距離も400倍違うので、ほぼ同じ大きさに見えるそうです。

でも、恐竜がいた時代は、満月の方が何十倍も大きかったと思います。また、はるか未来には、満月の光が夜道を照らすことは、出来なくなっているかも知れません。

冬を代表する星座「オリオン座」の右肩のひときわ赤い星は「ペテルギウス」と言います。そのペテルギウスは、星の寿命が終わりに近づいていて、大爆発(超新星爆発)するそうです。

でも、ペテルギウスは地球から500光年離れていますので、爆発した時の光が届くのも500年かかります。

もしかしたら、500年前にすでに爆発していて、ペテルギウスはすでに宇宙のどこにも存在していないかも知れません。そして、今日私たちは、超新星爆発した時の光を目にするかも知れません。

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「宇宙からの視点」を感じると、日常では動いていないような場所の脳細胞が刺激を受けて、心が踊ります。

今回ご紹介する本は、野田祥代さんの「夜、寝る前に読みたい宇宙の話」です。

野田祥代さんは、名古屋大学の理学部物理学科卒、同大学院を修了後に国立天文台天文データセンターに勤務されていた天文学のスペシャリストです。

今の野田祥代さんは、老若男女問わず、身近な宇宙のことを知って欲しいという思いで、プロジェクトを立ち上げたり、親子向け、大人向けのイベントを開催されています。

本書も科学に軸足を置きつつ、できるだけやさしく「宇宙からの視点」が綴られています。

込み入った内容や知識はなるべく省いて、たとえを使ったりしながら、宇宙に興味が無かった人にもわかりやすく、夜、寝る前に程よく読めるような内容の宇宙の話です。

宇宙に興味がない人にも、読んでいただくと、ほっこりと心が落ち着くと思います。

こんな人におすすめ

「宇宙」の話題にあまり興味が無かった人におすすめします。

天文学と言えば、理系の分野になりますし、難しい数式や理論が紹介されていると感じると思いますが、本書は野田祥代さんが「宇宙との関係が少しでも近くなることを願って、込み入った数字や知識は省いて、寝る前でも程よく読めるような内容の本」としてまとめられていますので、読んでいただくと、誰でも「宇宙の視点」を感じられるようになると思います。

そして、今まで以上に「地球」が大切に思えて、今までと少し違う角度から「世界」に思いをめぐらせるようになれると思います。

今回ご紹介する本

本の内容と感想

「夜、寝る前に心の宇宙旅行をしてみませんか」という言葉から始まる「宇宙の視点」がまとめられている本です。

地球のことを「宇宙船地球号」と言い方をされているのをご存じの人もいらっしゃると思います。

私たちは、かぎられた資源を持つ「地球」に乗って、宇宙空間を旅しています。

宇宙が誕生したのは、138億年前と言われています。そして、太陽が地球が月が誕生したのは、46億年前です。

138億年前の宇宙誕生から、46億年前に宇宙船地球号が誕生して、様々な生き物が乗船し、絶滅と再生を繰り返し、我々ホモサピエンスが生まれて新しい乗船者として、今宇宙を旅しています。

  • 太陽との絶妙な距離と月のサポートを受けて、水の惑星として今も存在している奇跡。
  • 地球の自転、太陽を中心とした公転、他の星々もそれぞれ移動している宇宙の自然法則。
  • おとめ座銀河団の一員で、局所銀河団の一員で、銀河系の一員で、太陽系の一員で、地球生命の一員である自分。

など、夜空を見上げると身近にある宇宙が、こんなに不思議で沢山の奇跡でできていることに感動します。そして、もっと宇宙のことを知りたくなると思います。

野田祥代さんの「宇宙の視点」を知ると、宇宙のことに興味が出て、今までの日常の視点に良い変化が出ると思います。

宇宙に出て大地を思う

地上の星空

太陽と月のある世界

宇宙の時間割

空からのおくりもの

人生はあなたが主人公の物語

星のふしぎ、地球のふしぎ、命のふしぎ

縦方向の旅

心の宇宙旅行

それでもまわる地球の上で

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「ロングプレイヤー」という楽曲の紹介があります。2000年1月1日に演奏が始まって、終わるのが1000年後の2999年12月31日だそうです。宇宙の壮大さと人間の偉大さを感じるエピソードで大好きな話です。

まとめ

野田祥代さんの「夜、寝る前に読みたい宇宙の話」をご紹介しています。

天文学のスペシャリストの野田祥代さんが、科学に軸足を置きつつ、できるだけやさしく「宇宙からの視点」を綴っている本です。

宇宙に興味が無かった人にもわかりやすく、夜、寝る前に程よく読めるような内容の宇宙の話です。

野田祥代さんが「宇宙との関係が少しでも近くなることを願って、込み入った数字や知識は省いて、寝る前でも程よく読めるような内容の本」としてまとめられていますので、読んでいただくと、誰でも「宇宙の視点」を感じられるようになると思います。

みなさんも、夜、寝る前に心の宇宙旅行をしてみませんか。

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