【喜多川泰おすすめ小説】人の優しさと強さから学ぶ自分らしい生き方

よくがんばりました。3.社会人におすすめ
著者「喜多川泰」作品名「よくがんばりました。」

喜多川泰さんは、学生向けの自己啓発書を多数出版されていますので、ご存じの人も多いと思います。

デビュー作の「賢者の書」は、ファンタジー風の自己啓発本で、人生にとって大事なポイントが1つ1つわかりやすく紹介されている本です。

「君に会えたから」は、将来の夢と夢を叶えるための仕事との違いが、わかりやすく説明されている本です。

「手紙屋」は、勉強にやる気が出ない学生へ「勉強に前向きになれる」考え方が、往復書簡のストーリー展開でまとめられています。

喜多川泰さんは、元学習塾の講師という経験を活かした、「学生向けの人生訓」を読みやすい小説として紹介されています。

HT
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「賢者の書」、「君に会えたから」、「手紙屋」を読んだ時は、喜多川泰さんの「人生にとっての大事な考え方」に感動しました。学生向けにおすすめしたい本として、ブログでも紹介しています。

今回ご紹介するのは、喜多川泰さんの最新作「よくがんばりました。」です。

本書は、幅広い世代に読んで欲しい本で、コロナ禍、IT化によるオンライン化などの環境変化も反映された物語です。

社会人は、仕事中の同僚や同期の仕事ぶりを見て、学生は、部活や学校生活でいつも集団の中心にいる目立つ人達を見て、自分の価値観に悩んでいる人がいるかもしれません。いわゆる「すごい人」と自分を比較して、うらやましくなったり、悩んだりしている人は、ひょっとしたら多いのではないでしょうか。

そんな人に「よくがんばりました。」を読んでいただくと、自分らしい生き方、自分の強さを再確認できて、前向きになれると思います。

HT
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「よくがんばりました。」は、ストーリー展開も楽しめる作品です。時系列の展開が秀逸で、読めば読むほど、惹き込まれていく。そんな作品です。

こんな人におすすめ

幅広い年齢層の人に読んで欲しい作品ですが、特に30代、40代のさまざまな人間関係の中「今を生きている人」におすすめしたいと思います。

職場の人間関係だけでなく、家庭や地域の人たちとの人間関係など、さまざまな社会生活の中で、忘れかけている人生訓を学べると思います。

「そう言えば、そのとおりだ」「これで良かったんだ」と思えるような、心に刺さるメッセージに、自分らしさ、自分の強さを再発見できると思います。

また、お祭り好きの人にもおすすめします。

物語の中心にお祭りがあります。お祭りの活気と人間関係の大切さに共感すると思います。

今回ご紹介する本

本の内容と感想

主人公の「石橋嘉人さん」は、中学校の先生で二人の子供がいるベテラン教師です。

石橋さんは、昔から「すごい人」に触れるのが好きで、「すごい人」から学び、今では授業内容を他の先生から褒められ、頼られるような先生になっています。

石橋先生を含め、今の先生たちみんなの悩みは「パンプティノコン」です。

コロナ禍で学校の授業がオンラインになり、「パンプティノコン(囚人監視システム)」のような状況での授業により疲弊している新人先生のフォローなど、今の社会ならではの悩みが生まれています。

そして、娘も学校生活と塾での人間関係に悩み、塾を休みがちになっていること。など、日常生活のストレスを抱えていました。

そんな中、父親が死亡したと警察から連絡があります。

稼ぎにならない「貸本屋」を営みながら、その日の売り上げで飲みに行く毎日だった父親とは、中学の時に母親と家を出てから、一度も会っていませんでした。

でも、孤独死した父親の後始末のために、故郷に帰ることになります。

久しぶりに故郷に帰り、父親の生き方を知っている人たちとの出会いによって、複雑な家庭環境で育った過去の出来事を思い出しながら、今の自分の思いと、これからの生き方のなかでの大事なことに気付いていきます。

特に子ども時に大好きだったお祭りと重なったことで、「自分にしかない強さ」の本当に意味を学んでいきます。

「何をやらせても簡単にできる人」、「同じことをやっても誰よりも上手くできる人」、そんな「すごい人」に誰もが一度は憧れたことがあると思います。

「すごい人」とはどんな人でしょうか。

どうしたら尊敬されるような「すごい人」になれるのでしょうか。

「よくがんばりました。」を読んでいただくと、「すごい人とはどんな人か。」に気付けると思います。

そして、「自分らしく生きる」「自分の強さ」の本当に意味に気付いて、「穏やかな気持ちになれる。」と思います。

また、本書には他にも沢山のメッセージがあります。「本を読むことの大切さ」「今を生きるという考え方」などです。

幅広い人に沢山の気付きがある自己啓発小説です。

HT
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「よくできました。」でもなく「もう少しがんばりましょう。」でもない「よくがんばりました。」という言葉の深さにしんみりしました。

まとめ

喜多川泰さんの最新作「よくがんばりました。」をご紹介しています。

喜多川泰さんは、学生向けの自己啓発書を多数出版されていますので、ご存じの人も多いと思います。

本書は、幅広い世代に読んで欲しい本で、「すごい人」と自分を比較して、うらやましくなったり、悩んだりしている人に読んでいただくと、自分らしい生き方を再確認して、前向きになれると思います。

そして、「自分らしく生きる」「自分の強さ」の本当に意味に気付いて、「穏やかな気持ちになれる。」と思います。

「すごい人」とはどんな人でしょうか。その本当の意味に気付けると思います。

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