
仕事でも日常生活でも悩みは尽きないですね。どういうふうに生きるのが理想なんでしょうか。
- 自分にとって十分な収入を得られる職業、自分にあった職業を選んだら良いのでしょうか。
- 体を壊さないように、適度に仕事をしたら良いのでしょうか。
- 過去の事にクヨクヨしないような心構えで生きたら良いのでしょうか。

「そんなことはわかっている。それが出来ないから苦しんでいる。」と言われそうです。
悩みを解決する、人生の課題を解決する方法は、結構みんな知っていると思います。
問題なのは、悩みを解決するための、人生の課題を解決するための方法を実践する事が難しいと思います。でも、人生の成功者と言われる人たちは、何の悩みもなく、成功してきたのでしょうか。
人生で成功している人たちは、悩みの解決に向けて、課題解決に向けて、「どうすれば良いのか。」を考えて、そして実践してきたからこそ、人生の成功者になれたと思います。
今回ご紹介する「道は開ける」は、悩みを解決する、人生の課題を解決するための大昔から知られている基本的な真実を整理して、具体的に説明されている本です。 そして、読者に行動を促すことを目的にしています。
数多ある自己啓発の本、悩みを解決するための本の中でも、共感出来る事が沢山あり、そして、実践する事に繋げられる「道は開ける」をご紹介します。
こんな人におすすめ
カーネギーの話し方教室には、アメリカ大統領や世界的な投資家も通っていたほど盛況で、沢山の人が沢山の事を学んだものです。
そんなカーネギーが、悩みの対処法について、長年の歳月を費やして編集したのが本書です。
世界中の誰よりも悩みを克服する方法について学んだと自負しているカーネギーの「道は開ける」は、全ての社会人の人におすすめしたいと思います。
今回ご紹介する本
「道は開ける」の内容
D・カーネギーは、アメリカの自己啓発の大家です。
農家の次男として生まれたカーネギーは、子供の時から順風満帆な人生を歩んできたわけではありませんでした。
でも、「話し方を教える」という自分にとって最適な職業を選択して、話し方教室の講座を開催し、大成功を収めます。
そして、話し方だけでなく、人間関係の技術を教える「人を動かす」と、悩みを克服する「道は開ける」をまとめています。
その「道は開ける」は、5つの分類で、178のエピソードが紹介されています。
- 逆境を糧に道を切り開く
- 仕事に打ち込んで心配事を消し去る
- すすんで人々に奉仕する
- 心の持ち方を変える
- 批判に屈しない

昔からある哲学書、思想書、心理学書の内容、政財界からスポーツ選手に至るまで活躍している有名人の話、そして、話し方教室の受講生の話をまとめられていますので、共感出来る事が沢山あると思います。
私が特に共感した事
与えられた条件で精一杯生きる
→足りない事に不平を言わず、自分が持っているものを積極的に活用して、道は開ける。
経済状態よりも心の持ち方を改善する
→経済状態を考える時に「他の人と比較して、後れをとる事を心配する」傾向があるが、「自分が持っているものが不十分と思うかぎり、心が満たされる事はない」
優先順位に従って行動する
→行き当たりばったりで行動するより、優先順位をつける方が良い。
自分にあった職業を見つける
→「仕事で得るのは給料だけ」という方は、中年になる頃には大きな不満を抱くことになる。
疲労の本当の原因
→疲労の原因は、仕事量ではなく、仕事が思うようにはかどらず、仕事が残っている時であり、仕事そのものではなく、仕事が満足に出来ていない時の心配や不安が原因である。
過去を悲しまず、未来のことを思い煩ない
→昨日を乗り越えてきたから、今日も乗り越える事が出来る。そして、明日何が起こるか考えない。ようにするとトラブルを笑い飛ばすことが出来るようになれる。
お金の使い方を学ぶ
→お金が多くあっても、経済不安を解消する事は出来ない。ほとんどの人の心配の原因は、お金を持っていない事ではなく、お金の使い方を知らない事。
いつも相手を気づかう
→相手への気遣いは、相手だけでなく、自分自身をも幸せにする事が出来る。

他にも謙虚さの大切さ、明るくふるまう事の大切さ、等沢山の共感できる事が紹介されています。
まとめ
D・カーネギーの「道は開ける」は、「自己啓発の原点」と呼ばれている本で、「穏やかな人生」の気付きになる事が学べると思って読みました。

私は、本書からこんな事を学びました。
- 自分の境遇について文句を言わず、今の自分が恵まれていると考えて感謝する。
- 仕事や趣味や家族の事に没頭して忙しく過ごす事で、心配する暇が無くなり、前向きに生きていける。
- 昨日や明日のことを考えるより、今日を精一杯生きる事で、充実感を得る事が出来る。
- 人に何かをしてもらうより、人のために尽くして喜びを得る方が幸せになれる。
悩みを解決する、人生の課題を解決するための具体的な方法が説明されていて、読者に行動を促すことを目的にしている本なので、沢山の社会人の人に読んでいただきたいと思います。
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